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ちかごろの祐信

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ちかごろの祐信
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徳島県の鬼門の方角の端、鳴門の小寺に暮らす小坊主です。
以下の課題に日々取り組んでいます。
 1、坊主暮らしを10倍楽しむ
 2、寺と仏教を10倍楽しんでもらう

ホームページ → http://www.chokokuji.jp
祐信の部屋トップ ↓ http://www.chokokuji.jp/yushinroom/yushintop.htm
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地獄行きのリスト

2012/05/23 08:46
画像 郷里の兄が退職し、ようやく時間ができたと、父を連れて鳴門を訪れてくれました。
 観光は、定番の「渦の道」と、大塚の陶板美術館。

 美術館では、人気の10点を巡るというツアーに参加。
 写真はシスティナ礼拝堂の「最期の審判」の場面。左右ふたりの天使が、帳面を示しています。
 向かって左が、天国に召される魂のリスト。右は言うまでもなく地獄。右の方が厚くて大きい。
 「最期の審判」に決まって描かれる場面ですが、悪人の方が善人よりはるかに多く、みんな地獄に落とされてしまうという価値観は、宗教としてどうなんでしょう。
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復興の槌音

2012/05/22 09:15
画像ミニ霊場のお堂の改築工事は、圧倒的に進んでいます。
なにしろ山の霊場ですから、材料を現地に運ぶのが一番大変。
ぼくも少しだけ運ぶのを手伝いました。ブロックとか鉄骨とか。
あとは、なるべく邪魔にならないように、見学だけ。

恐らく、敗戦直後の南海地震で壊れて、そのまま放置されていたものでしょう。
ぼくが鳴門に来た1993年には、霊場はすっかり荒廃して、お堂どころか、道も分からなくなっていました。
道を探し、倒木を撤去して、霊場を復興したのが1996年。戦争と南海地震で壊れ廃れてしまったとしたら、50年ぶりの復興でした。
そして今回のお堂の再建。
お堂は、66年も壊れたままだったことになります。わずか3つの小さなお堂の復興に、66年かかったわけです。
来るべき南海地震では、ほとんどのお堂は壊れてしまうでしょう。
そうなったら、もう復興は望むべくもありません。ミニ霊場の終焉もそう遠い先のことではないようです。
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日食フィーバー

2012/05/21 08:32
画像 「フィーバー」なんて言葉も死語ですね。
 あいにくの曇りで、用意したサングラスが役に立つことはなかったけれど、雲のおかげで、こういうものが撮れました。
 日食でどれだけ暗くなるかと思いましたが、思ったほどではありませんでしたね。太陽ってすごい。

 中学時代に科学部の天文気象班の部員(班員?)だったことなんか、すっかり忘れていました。
 理科系の人間ではなかったはずなのですが、要するに単なるロマンチストだったのでしょう。

 父と兄夫婦は、この日食を見に、南紀に出かけています。
 堪能できたでしょうか。
 あすは鳴門を訪ねてくれるようですから、一席設けます。
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半年前

2012/05/20 09:44
画像 右手の人差し指です。よく見ると、まんなかあたりに皺が寄っています。
 爪に皺が寄るほどのストレスを経験したというわけです。
 爪はだいたい1年で生え変わるらしいですから、この皺は、半年前のもの。
 半年前といえば、大法会に決まっています。 
 あの行事が、いかに大きなストレスだったのかが分かります。

 ただこういう皺があるのは、家族の中でなぜかぼくだけです。
 ぼく以外はみなさん「B型」でいらっしゃる。
 加えて、前回の大法会では皺などできなかったわけで、住職というポストの重みでもあるのでしょう。

 こういうストレスによる爪の皺は、10数年前にもできたことがあります。
 指に腫瘍ができて切除手術をしたときです。
 つくづく気の小さい人間です。
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タライれんこん

2012/05/17 08:21
画像 ご近所さんから、持ち込まれました。花れんこん(がいずれ咲くはずの盥)、なんだそうです。れんこんの花が蓮華なのですが、また別の物らしいです。
 「いらんで?(いりませんか?)」と訊くので、うちにはいただいた睡蓮鉢がたくさんあるからと辞退しても、聞いてくれません。
 「いらんで」というのは、「持って来るからな」ということと同義みたいです。
 それにしてもこの庭に、プラスチックの盥は「ないんじゃない!」のと思いますが。
 「NOの言えない寺」というか、「坊主」はつらいです。
 せめてどんなにきれいな花をつけるのか、楽しみにします。
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定期点検

2012/05/16 09:43
画像 庫裡を建ててくれた大工さんが、そろそろ床下を見せてほしいと仰せです。
 建物を支えている床下の束(つか)の具合と、湿気のチェックするのだそうです。
 お見せできないプライベート空間は、けっこう散らかっているので、部屋の片づけから始めました。

 ふつうは、部屋は分かれていても、床下は通じているものらしいですから、潜り込んでしまえば全部チェックできるのに、うちはどの部屋の床下も独立していて、ひと部屋ずつ畳を上げて、蓋を開けて、潜らなきゃならない。おお騒ぎです。
 穴が小さく、最近お腹が出てきた棟梁は、とても潜れないので、ジュニアが地下活動。

 大工さんは頻繁に見に来てくれますが、設計士さんからはとんと音沙汰がありませんね。
 設計士というものはそういうものなんでしょうか。
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剃髪

2012/05/14 09:14
画像 得度してもうじき30年。一人前の坊主になって23年。坊主頭になってほぼ10年。
 ただ、髪は落としても、剃ったことは一度もありませんでした。
 ずっと半人前の坊主だったのは、そのせいかもしれない。

 散髪は、風呂場で自前でやっています。後ろの生え際だけ、同居人に剃ってもらいます。
 そのあと頭を洗って(洗髪ではない)、髭を当たるわけですが、顔と頭の境界なんてあいまいですから、もみあげを剃るついでに、頭まで剃ってしまいました。
 これまで剃髪にしなかったのは、その状態をキープしておくのが面倒だからというのもあります。なにしろ、ツルツルも、ひと晩経てば、ザラザラになります。
 それに、ツルピカが基本形になると、少しでも伸びると薄汚く見えます。「×枚刈」といういわゆる坊主頭なら、伸びてもあまり気にならない(と思う)。
 まあこれからは、たまに剃ってみてもいいかななんて思います。

 それにしても、鬘をかぶってでも、髪を植えてでも、禿は隠したいというのが多くの人の思いですが、坊主という存在は、その大切な髪をあえて捨てるわけですから、考えてみれば、いともおかしな生き物ですね。
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