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ちかごろの祐信

プロフィール

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ちかごろの祐信
ブログ紹介
徳島県の鬼門の方角の端、鳴門の小寺に暮らす小坊主です。
以下の課題に日々取り組んでいます。
 1、坊主暮らしを10倍楽しむ
 2、寺と仏教を10倍楽しんでもらう

ホームページ → http://www.chokokuji.jp
祐信の部屋トップ ↓ http://www.chokokuji.jp/yushinroom/yushintop.htm
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元凶

2009/07/05 07:12
画像 われらが大工さん親子です。
 襖を開ければ30畳になる客殿に床板が入り、ここが作業場になりました。
 機械を持ち込んで、ふたりで板を削ってはります。

 世紀が移ったばかりの頃、歩くと沈む廊下の修繕が喫緊の課題になったとき、親しい石屋さんの紹介で駆けつけてくれたのがこの親子です。
 以来、ことあるごとに頼りにしてきました。
 蛇口から水がもれる。本堂の柱にカビが生えた。ネズミがうるさい。
 とても大工さんの仕事とは思えないことまで、というか、ことばかり、助けを求めました。
 釘の1本も打ったわけでないからと、手間賃も取ってくれなかったことも、一度や二度のことではないです。

 最近ぼくの依頼心の強さは、この親子のせいかも知れません。それまでは、けっこう自分で何でもできる人間でした。
 この人たちと出会わなければ、改築には踏み切らなかったと思います。
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スパルタ

2009/07/04 07:21
画像 うちの香取慎吾クンの家庭教師も、ふた月目に入りました。
 何が起こっても、たとえネコが走っても、大好きな鞠が転がってきても、気を取られずに、「おすわり」の姿勢のままでしっかりご主人様のそばから離れないでいられるか。そういう厳しい訓練を受けています。
 ペットの躾けは、飼い主の躾けでもあります。ペットを飼えるだけの人間に成長することが求められます。
 お教室は、わずか1時間あまりの時間ですが、終わると4人とも(3人と1匹ですが)、心身ともにくたくたになります。

 慎吾クンに、毅然とした態度で接することができているか。
 少なくともふたりの野郎どもは、落第のようです。
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エア・ガン

2009/07/03 07:19
画像 翻訳すれば、空気銃です。でも空気銃で打ち出すものは、弾丸ばかりとは限りません。このエアガンは、釘を打ち出し、打ち込みます。
 長いホースがポンプと繋がっていて、そこから圧搾空気が送られます。この力で釘を打ちます。
 金槌だったら、1本打ち込むのに幾度か打つ必要がありますが、こいつは1本につき1発だけを、しかもガンを板に押し付けるだけで打ち込みます。能力の差は歴然です。
 下部の丸い部分に、自動小銃の弾丸みたいに、繋がった釘が納められています。

 こういうのを見ると、当然、触ってみたい、使ってみたいわけです。欲しいとまでは思いませんが。
 いまは、コンピューター制御で切り組みされた材木を組み合わせれば、あっという間に土台ができます。そして釘は機械が打ってくれます。
 こういうのを見ていると、昔は一軒の家を建てるのに、ずいぶん手間ひまがかかったのだろういうのを実感できます。
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ターゲットは彼岸

2009/07/02 07:35
画像 暗くなっても南向きなので、これからの夏、ひどく居づらい部屋になることは必至です。なにしろ狭いし。
 けれどぼくはなるべくクーラーは使いたくありません。
 できれば、自分の肉体が持っている(はずの)、体温調節機能を麻痺させたくありませんから。
 というか、最近クーラーの風が身体にきついです。歳、なんでしょう。

 たとえ「弱」でも、扇風機の風がつらいのは、同じ理由でしょうか。
 だからぼくの部屋の扇風機は、いつもそっぽを向いています。
 外に向けて風を送り、窓から風を入れて、部屋の空気を動かします。
 ぼくにはこれでじゅうぶん。

 だから、事務所は、人さまがいられる空間ではありません。
 けれど、新しい庫裏の寺務所は、人さまをお通しする空間になります。
 機械に頼らなくても、夏は涼しい快適な部屋が、きっとできるはずです。
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風はエーゲから

2009/07/01 07:22
画像 今年も、折り返してしまいましたね。瞬く間の半年でした。

 タンス部屋だったいまの仮寺務所は、なんと南向きです。
 その南側にパソコンを置いて、あろうことか南に向いて作業をしているので、冬場はまぶしくて仕方がありません。ちなみに、阿波弁で「まぶしい」ことを「あばばい」といいます。
 ともあれ、ひどくあばばいので、カレンダーを貼りまくってシェード代わりにしました(1/3 ブログ)。
 季節はめぐり、夏が来たというのに、部屋は逆に暗くなりました。
 そこで、カレンダーを取り去って、南に向いてる窓を開けました。目の前の窓は、なかなか快適です。

 すぐ外に、百日紅があります。これから花をつけます。
 百日紅は「ひゃくじつこう」と読みます。
 この木には、「サルスベリ」という呼び名もありますが、「百日紅」は「サルスベリ」とは、どう逆立ちしても読めません。
 だからぼくの寺院通信も、「ひゃくじつこう」です。
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ジャロジー

2009/06/30 07:40
画像 新しい庫裏は、土地の狭さのわりに、必要な部屋はどれも広くて多いので、全体にゆったりとした間取りにはなっていません。だから中庭もない。
 寺の司令塔である寺務所は、というより住職の常駐する空間は、もっとも環境のいい場所にあるべきなのですが、位置的に中心というだけに過ぎません。
 以前のものと同じように、外には面していません。だから、とてつもなく暗い。
 そのために、採光は天窓になります。

 単なる向こうとこっちにすぎなかった空間も、窓が付くと、一気に「外と内」という感じになります。
 写真ではよく分かりませんが、ジャロジーと呼ばれる窓で、はめ殺しではありません。
 ブラインドのように細長いガラス板を水平に並べ、ハンドル操作によって、開閉できます。
 もっともこの窓が開くのは、まだずっと先のことです。

 泡の出るお風呂みたいなこの名前は、「鎧戸」を意味するフランス語らしいです。
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根太と棟

2009/06/28 07:34
画像 屋根葺きや配管工事と並行して、床を張るための根太(ねだ)の工事も進んでいます。この上に床板を張って、畳を敷くという段取りになります。
 写真は客殿。
 ふた間続きですが、襖を全部開けると30畳の広間になります。

 棟梁のジュニアのムネオくんが、ひとり黙々と作業をしています。
 ムネオくんの「ムネ」は棟です。
 書家が子どもに「筆男」とか「墨子」なんて名前を付けるようなものですね。そういう職人らしいメンタリティーは好きです。
 とくに棟は、家のもっとも高い部分。いい名前をもらいました。
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