土用の別れ

画像 15年使った、仕事に持ち歩くカバンを買い替えました。衣や経本が入っています。皆さんの前でカバンを開け、道中着から法要の衣に着替えます。けっこう注目を浴びるカバンです。
ファスナーの金具は取れ、満身創痍のものをだましだまし使ってきましたが、ファスナーの布が千切れそうになってきたので、そろそろ限界でした。
 傷むはずです。バイクの後ろの籠に乗せて、よく落っことしました。落としたまま、寺に戻ってようやく気付き、急いで探しに戻ったことも、1度や2度ではありません。寂しそうに、ひとり、道の上に倒れていました。
 最後を託したカバン屋さんのママに、遺影を残したいと言ったら、あたしとツーショットでと言い出しました。そういう申し出は、撤回されてしまう前に、即採用です。
 写真では分かりにくいですが、街のカバン屋さんのレジです。
 見送ったカバンは「エース」の「サムソナイト」。誰でも知ってるブランドですね。このブランドはもう作られなくなってしまったそうです。

 ところで、最近「ブランド物」なんて言い方をしますが、今風の言い方では「エース」は「ブランド物」などではありません。
 いまの「ブランド」は、かつては「高級ブランド」とか「有名ブランド」といいました。高級でも有名でもない「ブランド」が、ちゃんとあったわけです。
 言葉の使い方が「間違っとる!」と腹を立てるのは、おっさんの証拠でしょうか。

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